
バンダイの海外展開は、輸出を皮切りに創業間もない1951年から既にスタートしており、以来、常に世界を見据えた事業展開を行ってきました。これまでに全世界で人気の「POWER RANGERS(パワーレンジャー)シリーズ」をはじめ、米国発キャラクターとして初めて世界展開を実現した「BEN 10(ベン テン)」、日本発のオリジナルコンテンツである「Tamagotchi(たまごっち)」といった、グローバルなヒットが生まれています。しかし、バンダイが将来に向けて新たな発展を目指すためには、世界市場における更なる飛躍が不可欠であることは言うまでもありません。
2012年4月からスタートしたトイホビーSBUの中期計画のビジョンには、前回に引き続き「真のグローバル化」を掲げました。その具体的な姿とは、“我々の強みを世界に広げ、キャラクタービジネスでオンリーワン企業を目指す”というものです。バンダイが培ってきたキャラクタービジネスの“強み”を、地域・市場特性にかなった方法論によって世界展開していくことにより、バンダイは、世界のキャラクタービジネス、エンターテインメントビジネスにおけるリーディングカンパニーとなることを目指します。
[欧米地域]
欧米一体化によるブランドマネジメントの強化

2012年より、市場特性に共通点が多い北米、欧州を一体化し、BANDAI AMERICA INCORPORATED(アメリカ カリフォルニア州)が中心となって事業運営を行う体制へと移行します。これまで北米、欧州それぞれで行っていた企画・マーケティングなどを欧米一体で行うことで、コンテンツの展開力を最大化していきます。商品カテゴリーはトイを主力とし、展開キャラクターは、男児向けには日本の戦隊シリーズをリメイクした「POWER RANGERSシリーズ」、米国発キャラクターの「BEN 10」や「ThunderCats(サンダーキャッツ)」を中心に、女児向けにはホビー商品「Harumika(ハルミカ)」、プリスクール向けには「POCOYO(ポコヨ)」などを展開していきます。販売エリアについては、欧米地域での展開をモデルとしながら、中南米・中近東エリアへ順次拡大していく計画です。
[アジア地域]
日本発アジア一気通貫戦略の拡充

アジア地域における統括機能を担うのは、BANDAI(H.K.)CO.,LTD.(香港)。ここを中心に、「ガンダムシリーズ」、「スーパー戦隊シリーズ」、「仮面ライダーシリーズ」など、日本でも人気のキャラクターを中心に展開し、アジア地域においても安定した売上を確保しています。近年では、女児向けキャラクター「プリキュアシリーズ」の展開がスタートしており、韓国で人気が定着しつつあります。
また、ホビー事業・コレクターズ事業については、国内の事業部主導で更なる事業拡大をはかり、日本だけでなく、アジアNo.1の地位を確立しようという戦略も加速しています。日本との連動により順調に拡大してきたアジア地域については、この戦略をさらに強化していきます。






