けろすけ
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おもちゃのユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザイン研究会「2018年度活動レポート」

「バンダイ ユニバーサルデザイン研究会」では、おもちゃをはじめとするさまざな商品やサービスの開発に関わる社員が集まって、ユニバーサルデザインについて学んでいます。
研究会のメンバーは「今より一歩」の気持ちで、新しいユニバーサルデザインをカタチにしていきます!

2018年10月31日

2018年度、第3回ユニバーサルデザイン研究会

2018年9月27日、2018年度の第3回ユニバーサルデザイン研究会が開かれました。
今回の研究会では、ユニバーサルデザインの基礎を復習する講習会を行なった後、『トランプゲームの王道「ばばぬき」の遊び方をつくる』をテーマにワークショップを行ないました。

2018年度 第3回ユニバーサルデザインデザイン研究会1
ユニバーサルデザインの基礎をあらためて復習しました。
トランプゲームの王道「ばばぬき」の遊び方をつくる

誰でも知っているトランプゲーム「ばばぬき」ですが、あらためて遊び方の手順やルールをワークシート(紙面)で説明しようとすると、とまどってしまいます。
これまで学んできたユニバーサルデザインの知識を活かして、“「ばばぬき」を全く知らない人” を想像しながら、どのようにしたらわかりやすく説明できるか考えます。

バンダイの「あそびかた」のUDな工夫

※実際におもちゃの取扱説明書で注意していること。

1 遊ぶ手順どおりに書いてある
遊ぶ手順がわかりやすく書いてあると、正しく遊び方が伝わります。
2 手順は少なく
遊びを説明するときの手順を少なくできると、読みやすくなり、やってみたい気持ちにつながります。
3 文章は短くわかりやすく
むずかしい言葉はなるべく使いません。
4 イラストを使ってわかりやすく
イラストを使うと、何を説明しているのかわかりやすくなり、文字をへらすこともできます。
5 キャラクターを使って楽しく!
キャラクターのイラストやセリフを使って注意やアドバイスを入れると、遊びの楽しさを伝えることができます。

“「ばばぬき」を全く知らない人” にとって、遊ぶためにどんな情報が必要か考えます。

  • 初めに何を説明すればいいか?
  • ゲームのルールは? 遊ぶ手順は?
  • 楽しい・おもしろいポイントは?

かんたんなルールと思っているものでも、誰にでもわかりやすく説明するには工夫が必要です。

2018年度 第3回ユニバーサルデザインデザイン研究会2
説明する順番だけでなく、文字やイラストの使い方も大切です。
2018年度 第3回ユニバーサルデザインデザイン研究会3
チーム内で「あそびかた」を見くらべて、話し合います。
2018年度 第3回ユニバーサルデザインデザイン研究会4
わかりやすいと思った「あそびかた」を投票で選びました。

参加者それぞれが、ワークシートに遊び方を書いて、チーム内で話し合いながらわかりやすい「あそびかた」を選びました。さらに選ばれた「あそびかた」を全員で確認、投票を行って、みんながわかりやすい遊び方 No.1を決めました。

投票で選ばれた「ばばぬきのあそびかた」

2018年度 第3回ユニバーサルデザインデザイン研究会5
▲第1位 順番どおりにやってみると、ゲームができるようになっています。
2018年度 第3回ユニバーサルデザインデザイン研究会6
▲第2位 遊んでいる様子がイメージできるように説明されています。

人によって説明のしかたが少しずつちがっているのは、「わかりにくい」「わかりやすい」と感じるところがみんな少しずつちがっているからです。できあがった「あそびかた」を見くらべてみて、すべての人に同じようにわかりやすい遊び方を作ることのむずしさを実感することができました。

2018年8月09日

2018年度、第2回ユニバーサルデザイン研究会

7月19日、2018年度の第2回ユニバーサルデザイン研究会が開かれました。
第1回のワークショップに引き続き、NPO法人『実利用者研究機構』の岡村正昭先生をお迎えし、「体験型ユニバーサルデザイン研修・初級」の講義をしていただきました。

まずはチームに分かれて、ユニバーサルデザインの新しいアイデアを考えるワークショップを行いました。 岡村先生から、新しいアイデアを取り入れる時の注意点や問題点を解説してもらい、「そのアイデアで、商品が本当に誰にとっても魅力的になるのか?」を、あらためて考えてみることの大切さを学びました。

2018年度 第2回ユニバーサルデザインデザイン研究会1
今回のワークショップは、「体験型ユニバーサルデザイン研修・初級」後半の講義です。
障がいのない人もある人も、欲しいと思う商品

例えば……
「食品ラップとアルミホイルを、視覚に障がいがある人がまちがえずに買い物できるように工夫しよう!」というテーマでアイデアを出していきます。

すると……
「箱にさわってわかるマークをつける」「商品名がさわってわかるようにする」などのアイデアが出てきました。

しかし……
箱に工夫をしたことで、商品の値段が高くなってしまったら、これまで買ってくれていて、特に使いにくさを感じていなかった人にとっては魅力がうすれてしまいます。

2018年度 第2回ユニバーサルデザインデザイン研究会2
使う人・買う人の立場にたって、アイデアを出していきます。
2018年度 第2回ユニバーサルデザインデザイン研究会3
ユニバーサルデザインを取り入れるときの、問題点についても考えました。

誰かにとって必要な工夫でも、その工夫を必要としていない人もいます。ユニバーサルデザインを取り入れていくときには、誰にでも使いやすい商品であると同時に、だれにとっても不利益がなく魅力的な商品でなければなりません。
ユニバーサルデザインを取り入れるだけでなく、さらに一歩進めた工夫が必要になります

『ユニバーサルデザインコーディネーター3級試験』にチャレンジ!

ユニバーサルデザインを実際の商品やサービスに取り入れるときに、「実際に使ってみて、効果が実感できるか?」「工夫を取り入れたことで、利用しにくくなる人はいないか?」といったことを、さまざまな視点から考え、アイデアを実現していくのが、ユニバーサルデザインコーディネーターです。
2回の講義で学んだことを確かめるために、バンダイのスタッフが、『ユニバーサルデザインコーディネーター3級試験』を受験しました!

2018年度 第2回ユニバーサルデザインデザイン研究会4
試験がスタート! みんなちょっぴり緊張(きんちょう)してます。
2018年度 第2回ユニバーサルデザインデザイン研究会5
学んだことが、しっかり身についているかどうか…試験で確かめます。

なんと! 受験した全員が、合格しました!!
ユニバーサルデザインコーディネーターとして学んだことを、バンダイの商品やサービスに生かせるように、がんばっていきます。

2018年6月20日

2018年度、第1回ユニバーサルデザイン研究会

5月10日、2018年度の第1回ユニバーサルデザイン研究会が行われました。

今年度も、バンダイやグループ会社の社員の中から選ばれた新しい研究会メンバーが集まって、ユニバーサルデザインについて学び、いろいろな体験をしながら “バンダイらしい、バンダイならではのユニバーサルデザイン” を考えていきます。

2018年度 第1回ユニバーサルデザインデザイン研究会1
まず始めに、前年度のユニバーサルデザイン研究会の活動まとめを発表しました。

第1回のワークショップとして、NPO法人『実利用者研究機構』の岡村正昭先生をお迎えして、「体験型ユニバーサルデザイン研修・初級」の講義をしていただきました。
『実利用者研究機構』は、「マジョリティもマイノリティも。つかう人、ぜんいん。」という考え方のもとに、15年にわたり行政や企業の商品・サービスの 指導・監修といったさまざまな活動を続けています。

「体験型ユニバーサルデザイン研修・初級」の講義では、実際の例を紹介してもらいながら、作る人と使う人には考え方や感じ方のちがいがあることや、そのちがいを少なくするためのポイントを学びます。

2018年度 第1回ユニバーサルデザインデザイン研究会2
NPO法人『実利用者研究機構』岡村先生。利用する人たちの実際の意見や思いなど、いつも調べていることを紹介していただきました。
2018年度 第1回ユニバーサルデザインデザイン研究会3
実際に取り入れられたユニバーサルデザインを例に、その工夫がどんな結果になったのか具体的に教えてもらいました。
実際に、利用する人はどう感じているのか?

ユニバーサルデザインの考え方を取り入れた商品やサービスが、実際に使うとき、きちんと機能しているか? さらに改善する点はないか? ほんとうに使いやすくなっているか? さまざまな環境の人々から意見や感想を聞き、利用状況を知ることが大切です。

使う人と作る人の考え方、感じ方のちがい

作る人が「良い」と思ったことが、使う人には「良い」と感じられなかったり、「使いにくい」「わかりにくい」と感じられてしまうこともあります。使う人の立場や環境を考えることと同時に、実際に使う人がどう感じているかを知ることが重要です。

いろんな人のいろんな使い方

身体の大きさ、年齢、性別、言語などがちがう人たちが、状況や環境に合わせて利用できること。ユニバーサルデザインは、「多様性」と「利用状況」の両方に注意して、ものを作るだけでなく、使ってもらうための工夫が必要です。

今回の講義では、実際に使っている人の気持ちや、感じ方について多くの例をもとに紹介していただきました。
第2回ユニバーサルデザイン研究会では、今回の講義の続きを行なった後、受講したバンダイのスタッフが、『ユニバーサルデザインコーディネイター3級』の試験に挑戦します!