おもちゃの安全・安心
バンダイのおもちゃで楽しく遊んでもらうために
バンダイがおもちゃを作るとき、いちばん大切にしていることは、「安全であること」です。
ほ~つた検査官
- おもちゃで遊んでいて、ケガをする可能性があってはいけません!
- すぐにこわれてしまうおもちゃは、安全とは言えません!
- 遊び方や正しい使い方がわからないおもちゃは安心して遊べません!
バンダイではおもちゃを設計するときから、安心して遊べるおもちゃになるように、
どんな素材で作るか? どんな形にするか? どんな仕組みにするか?
など、さまざまなことに注意深く気を配っています。
おもちゃの安全・安心のために注意していること
ケガをしないように…
- とがっていないこと
- 引っかかったり、ささったりしてしないように、素材の形や固さなどに注意します。
- 指がはさまらないこと
- すき間や穴に指が入っても、すぐにぬける大きさにするか、指が入らないように小さくするようにします。
- 電池のフタなどがカンタンに開かないこと
- 遊んでいるときに、フタが開かない仕組みにします。
- ……など
じょうぶであること…
- 落としてもかんたんにこわれないこと
- 人が手に持った高さから落としても、こわれることがないように形や仕組みに注意します。
- 温度の変化にたえられること
- 気温が高い所、低い所でもおもちゃの性能や品質が変わらないようにします。
- 動かし続けてもこわれないこと
- 動かす部分のあるおもちゃは、長時間ずっと動かし続けてもこわれたり性能や品質が変わらないようにします。
- ……など
わかりやすくすること…
- 使う電池がすぐにわかる
- 電池を使うおもちゃは、必要な電池の種類や数がひと目でわかるような表示をつけます。
- 遊び方や組み立て方がすぐにわかる
- おもちゃの遊び方や組み立て方が、すぐにわかるように取扱説明書などの説明のしかたを工夫します。
- 修理や交換するときの連絡先
- おもちゃの修理をしたり交換するときの連絡先を、わかりやすく表示します。
- ……など
バンダイでは、玩具業界が定めているST基準にプラスして、約260個もの検査項目を独自で作り、おもちゃをきびしくチェックしていま す。どんなところを、どんなふうにチェックしているか安全検査の例を見てみましょう!
暴太郎戦隊ドンブラザーズ DXドンブラスター
<商品紹介>
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のドンブラザーズが使用する変身アイテムです。
アバタロウギアをセットして大きなギアを回すと、銃口が動いて待機音が発動、トリガーを引いてドンブラザーズに変身します! さらにハンドルを回して必殺技も発動できます! 思いっきりなりきり遊びが楽しめるアイテムです。
対象年齢:3才以上
©テレビ朝日・東映AG・東映
素材の成分を検査
なめたら体に害がでちゃうかも!?
小さな子どもは、おもちゃをなめてしまうことがあります。専用の機器を使って、おもちゃの素材に、体に悪い成分が入っていないか確かめます。
▲水銀など体に悪い金属が入っていないか調べる検査。
部品の大きさを検査
のどにつまっちゃうかも!?
小さな部品があるおもちゃは、もし口に入れてしまったとき、のどにつまる大きさになっていないか確かめます。
▲子どもののどの大きさをもとに作った専用の検査器具を使って、部品の大きさを検査します。
穴やすき間の大きさを検査
指がはまってケガしちゃうかも!?
穴やすき間に指がはさまることがないか、穴やすき間の大きさを確かめます。
▲子どもの指の太さをもとに作った専用の検査器具を使って、指が入らない大きさであることを検査します。
デリシャスパーティ♡プリキュア ハートジューシーミキサー
<商品紹介>
『デリシャスパーティ♡プリキュア』でキュアプレシャス、キュアスパイシー、キュアヤムヤムが使う浄化技アイテムです。
ダイヤルでモードを選んでレバーを上下に動かすと、ミックスアクションで中身が回転しカラフルに光ってパワーチャージ! ハートボタンで浄化技が発動します。プリキュアのなりきり遊びが楽しめるだけでなく、4種のミニゲームを搭載しています。
対象年齢:3才以上
©ABC-A・東映アニメーション
音声の大きさを検査
音が大きくて耳が痛くなっちゃうかも!?
音声やサウンドが大きすぎると、耳が痛くなるなど体に悪い影響(えいきょう)があります。専用の機器を使って音の大きさを測って、安全な大きさになっているか確かめます。
▲検査器具で音の大きさを検査します。
誤って電流が流れないか検査
電池をまちがって入れると発熱して火傷しちゃうかも!?
電池を入れる向きをまちがうと、発熱することもあります。安全のために、電池の向きがちがっていると、電流が流れない仕組みにしています。
さらに、電池のふたはネジ止め式にして、かんたんには開けられないようにしています。これは、小さな子どもが電池を取り出して、口に入れてしまったりすることがないようにするためです。
▲電池の向きを正しく入れると、電池と金具が接して電流が流れます。
▲電池の+-を逆にすると、すき間ができて電流が流れなくなります。
まとめ
バンダイのおもちゃは、多くのみなさんに安全に安心して遊んでもらえるように、工夫と努力を重ねています。きびしい検査をくぐりぬけたおもちゃでも、遊ぶときには「警告・注意表示」や「対象年齢」などを守ることが大切です。
おもちゃの安全を通して、日々の生活が安心できるものになるように取り組みを進めています。