おもちゃのユニバーサルデザイン
バンダイのユニバーサルデザイン
誰でも使える! だから楽しい!
バンダイでは、ユニバーサルデザインという考え方が広まる前から、「小さなお子様でも直感的に遊べること」を目標にしておもちゃを作ってきました。
もっと便利に!
「今より一歩」を合言葉に、使う人のことをトコトン考えて、より使いやすく、より分かりやすくなるように、おもちゃ本体や箱などの形や色を決めています。
だれでも楽しい!
大人でも、子どもでも、体が大きい人でも、小さな人でも、右ききの人でも左ききの人でも、だれでも同じように楽しく使えるような商品やサービスを作るために、工夫しています。
おもちゃをもっと使いやすく、安全にするために
ユニバーサルデザイン以外にも「誰でも便利に使える商品」を作るためには、デザインをするときに基本となるいくつかの考え方があります。バンダイでは、これらの考え方も勉強しながら、「どんな人が、どんな時に、どんなところで遊んでも」楽しく遊べるおもちゃを作るために、ユニバーサルデザインに取り組んでいます。
- ●共遊玩具(きょうゆうがんぐ)とは
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目または耳の不自由な子どもが楽しく遊べること、そして目または耳の不自由な保護者にも使いやすいと認められた玩具(がんぐ)を『共遊玩具(きょうゆうがんぐ)』といいます。
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●目が不自由でも楽しく遊べる玩具には
「盲導犬(もうどうけん)マーク」が表記されています。
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●耳が不自由でも楽しく遊べる玩具には
「うさぎマーク」が表記されています。
共遊玩具として登録されている商品は、こちらをご覧ください。
⇒(社)日本玩具協会(共遊玩具推進部)
バンダイのユニバーサルデザインの取り組み
バンダイ ユニバーサルデザイン研究会
バンダイでは、おもちゃをはじめとしたさまざなな商品やサービスを開発している部門ごとに、ユニバーサルデザインの担当者がいます。
ユニバーサルデザインの担当者は定期的に「ユニバーサルデザイン研究会」を開いています。
「ユニバーサルデザイン研究会」では、
- 体験会やセミナーで勉強し、これまでの商品に使いづらいところがなかったか見直していく。
- 新しく取り入れられそうな、ユニバーサルデザインのアイデアを考える。
- 新商品で取り入れたユニバーサルデザインのアイデアを発表しあい、他の商品を開発するときの参考にしてもらう。
など、よりたくさんの方々に楽しんでもらえる商品を作るために活動を続けています。
▲ユニバーサルデザイン研究会の様子。
おもちゃ本体のユニバーサルデザイン
子どももおとなも、誰でもいっしょに楽しく遊べるように工夫しています。
- 例1遊びやすい
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右ききの人も、左きの人でも、同じように遊べるように、ハンドルの形を工夫して回しやすくしました。
- 例2わかりやすい
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おもちゃの組み立て方がわかりやすいようにマークをつけて、CLOSE(閉める)/OPEN(開ける)の方向を矢印で示し、回しやすいようにでっぱりをつけました。
- 例3まちがってもだいじょうぶ!
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プラモデルを組み立てるとき、まちがえてランナーを組んでしまってもラクにはずせるように、一部の商品にはセパレータを付けました。
パッケージのユニバーサルデザイン
はさみなどを使わなくても取り出せるようにしています。
また、必要な情報が伝わるように工夫しています。
- 例1取り出しやすく
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引き出しやすいように、プラスチックのトレイを指をかけやすい形にしました。
- 例2見やすく
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お客様相談センターの電話番号表示に、カラーUDを取り入れ、読み取りやすい色にしました。
取扱説明書のユニバーサルデザイン
少しでもわかりやすく、見やすくなるように工夫を重ねています。
- 例1わかりやすく
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プラモデルの取扱説明書では、基本情報のページがかくれないように工夫しました。
どんどんページをめくっても、どの組み立て段階にも共通する大切な情報がつねに見えるようにしました。さらに、組み立てを中断しても、再開しやすいように、作業がどこまで進んだかチェックできるボックスを付けました。
- 例2注意点を強調!
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特に注意してほしい部分にカラーUDを導入して、目立つ色にしました。
組み立て方の動画をインターネットで見ることができるようにするなど、分かりやすく伝えるための取り組みを進めています。
ユニバーサルデザインは、「今あるものを、もっとよくしていこう!」というところからスタートし、新しい技術を取り入れ、さらに「もっと、よくするためには?」と工夫を重ねていくもの…ここで紹介したアイデアも、まだまだ発展途中だと考えています。
「今より一歩」の気持ちで、新しいユニバーサルデザインを追求しています!