けろすけ
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おもちゃのユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザイン研究会「2015年度活動レポート」

2016年4月28日

ユニバーサルデザインの “今” を学び、“未来” を考えます!

バンダイでは、定期的にユニバーサルデザインデザイン研究会を開いています。
さまざまな分野で活躍(かつやく)している方々を講師に招いて、ユニバーサルデザインがどんなところで、どんなふうに活かされているのかを学び、そこからもっと使いやすく、もっと楽しめるおもちゃ作りを目指します。

2015年度 第6回●2月18日

2015年度チーム別UDアイテム発表会

2015年度のユニバーサルデザインデザイン研究会のまとめとして、バンダイのさまざまな商品を開発しているチームごとに、ユニバーサルデザインを取り入れて開発した商品について発表しました。

具体的な商品の例を見ながら、ユニバーサルデザインを取り入れるための考え方や実際に取り入れるために、どんな工夫が必要かを話し合いました。
また、たくさんのユニバーサルデザインの実際の例を見ることで、ほかの商品に取り入れることが可能な工夫があることがわかりました。

2015年度 第6回ユニバーサルデザインデザイン研究会
チームごとにどんなところを改善したか発表しました。

ユニバーサルデザインの取り組みには、ゴールがありません。
工夫してみて、使ってみて、そこからさらに、もっと多くの人にとって使いやすく、わかりやすくするにはどうしたらいいか? いろいろな視点で見直しながら続いていきます。
新しい工夫を重ねていくために、これからもユニバーサルデザインデザイン研究会では、さまざさな分野のユニバーサルデザインを学びながら、バンダイらしい取り組みを進めて行きたいと思っています。

2015年度 第6回ユニバーサルデザインデザイン研究会
他のチームの発表が、新しい工夫のヒントになることも。
2015年度 第6回ユニバーサルデザインデザイン研究会
あらためて2015年度の取り組みを見直し、来年度につなげて行きます。

2015年度 第5回●12月21日

トッパンインサツのパッケージのヒミツ

さまざまなもののパッケージをデザインし生産している凸版印刷(とっぱんいんさつ)株式会社の、松澤由紀子さんを講師にお迎えして、パッケージのユニバーサルデザインについて学びました。

凸版印刷(とっぱんいんさつ)株式会社では、生活用品から食品まで、さまざまなもののパッケージを作っています。お菓子(かし)や飲料、チューブ入りわさびなどの食品類のパッケージは、使う人の年れいもはば広く、日常生活のあらゆる場面で使われることを考えて作らなければなりません。

2015年度 第5回ユニバーサルデザインデザイン研究会
パッケージのユニバーサルデザインについて、実例を見ながら説明していただきました。
トッパンインサツのパッケージ作りの考え方
そのみんなのイライラを解消する
多くの人が「こういうものだ…仕方がない」とあきらめていた点に注目してみる
わさびのチューブ
すべて使い切りたいが、チューブの先に中身が残ってしまう。そこで、フタを支えるためにかたくしてあった部分の形を工夫して、やわらかくすることができた。最後まで中身をしぼり出せるようになった。
その耳や手に心地よい
さわった感触(かんしょく)が心地よい、五感で感じて使えるということに注目してみる
スポーツ用ゼリー飲料のパッケージ
運動しているときにも使いやすいように、ポケットから取り出しやすい形にした。フタの開閉が片手でできる、フタを開けても落ちないようにするなど、スポーツの試合中に飲むことを考えた。
そのさまざまな人をサポートする
使う環境や状況(じょうきょう)も、人によってさまざまだということに注目してみる
ふつうのときも、ふつうじゃないときも使えるデザインを考える。

凸版印刷(とっぱんいんさつ)のいろいろなパッケージの例を紹介していただいた後、バンダイのスタッフもパッケージのユニバーサルデザインを考えるワークショップに参加しました。
実際にあるウェットテッシュのパッケージを元に、「これが、“ベビー用のおしりふき” だったら、どんな点を改良するべきか?」を考えてみます。

  • 使う人は誰でしょうか?
  • どうなっていたら、誰がうれしいでしょうか?

ということをポイントにして、グループごとに意見を出し合い、発表しました。
その後で、実際に凸版印刷(とっぱんいんさつ)が商品として作ったベビー用おしりふきのパッケージを見せてもらいました。
赤ちゃんが開けられないようにするチャイルドロックや、あやしながら使えるようにキャラクターをつけたこと、大人が片手で持ちやすいような形になっていることなど、バンダイのスタッフから同じようなアイデアが出ていたところも、実際の商品になるとどうなるのか手に取って見ることができました。
アイデアを、実際の商品にするときにもさまざまな工夫が必要なことを実感しました。

2015年度 第5回ユニバーサルデザインデザイン研究会
実際の商品を手に取って、もっと使いやすくするアイデアを出していきます。
2015年度 第5回ユニバーサルデザインデザイン研究会
バンダイのスタッフのアイデアを発表しました。

2015年度 第4回●10月22日

みんなに伝わる情報発信法!? 世界にも通用するアランジアロンゾワールドのヒミツ

「目」に入るもの、「耳」に聞こえるもの、「手」でふれるもの、いろいろな形で人に伝えるものすべてを「情報」として考え、それを、よりわかりやすく、正確に伝えるにはどうしたらいいのか?
個性的なのに親しみのあるキャラクターをたくさん誕生させている「アランジアロンゾ」のデザイナー、よむらようこさんを講師にお迎えして、情報発信のユニバーサルデザインを考えるワークショップを行いました。

まず、よむらようこさんに、キャラクターを作るときに大切にしていることなどについてお話をうかがいました。世界中で愛され、文化や言葉のちがう国の人々の心をつなぐパワーを持った「アランジアロンゾ」のキャラクター誕生のヒミツを教えていただきました。

キャラクターを作るとき大切にしていること
  • 何のために作るのか、しっかり理解する。
  • 作って欲しい! と思っている人の気持ちを考える。
  • 他の人の意見もちゃんと聞く。
  • 楽しんで作る!

次に「アランジアロンゾ」のキャラクター誕生のヒミツをヒントに、バンダイのスタッフが、ピクトグラム(見るだけで伝わる標識)作りに挑戦(ちょうせん)しました。
玩具(がんぐ)メーカー本社のお手洗いのマーク」や「メガネメーカー本社の会議室のマーク」など、架空(かくう)の場所に使うピクトグラムを作ります。
架空(かくう)の場所がテーマですが、どんなところなのか? 誰が見るのか? 伝えたいことは何か? など、細かな設定を具体的に考え、チームごとに話しあいながら作っていきます。

2015年度 第4回ユニバーサルデザインデザイン研究会
みんなで意見を出し合いながらイメージを作っていきます。

ピクトグラムを作るときに、さらに、よむらさんからアドバイスが!

考える時のポイント!
  • 手を動かす。
  • イメージをならべる。
  • 大事なものだけを選ぶ。
  • いろんな人(おとな、子ども、言葉や文化のことなる人)になりきって見直す。

見る人、使う人の立場になって、どう見えるか?
どんな意味にとれるか?
実際にピクトグラムを作ってみて見直してみると、自分で思っていたとおりのイメージや意味を伝えることの難しさを感じました。

そして、みんなに“楽しさ”を伝えるためには、まず作る人自身が、“楽しい”と感じながら作ることが大切なのだとわかりました。

2015年度 第4回ユニバーサルデザインデザイン研究会
「飛行機会社の社員食堂」のピクトグラムに、アランジアロンゾ賞がおくられました。
2015年度 第4回ユニバーサルデザインデザイン研究会
玩具メーカーのお手洗いのマーク
【よむらさんからのコメント】
かわいい。子どもたちが楽しく入れそう。もっとシンプルにすると、よりマークらしくなる。
2015年度 第4回ユニバーサルデザインデザイン研究会
メガネメーカーの会議室のマーク
【よむらさんからのコメント】
いろんな会議室をイメージしたのがよかった。会議室の特ちょうも出ている。
2015年度 第4回ユニバーサルデザインデザイン研究会
飛行機会社の社員食堂のマーク
【よむらさんからのコメント】
シンプルでマーク化されている。会社の特ちょうや場所がよく現われていて迫力(はくりょく)がある。

2015年11月19日

いろんな体験を通して、ユニバーサルデザインを学んでいます!

バンダイでは、定期的にユニバーサルデザインデザイン研究会を開いています。
毎回、さまざまな分野で活躍(かつやく)している方々を講師に招いて、幅広い見方や考え方でユニバーサルデザインを学び、もっと使いやすく、もっと楽しめるおもちゃ作りを目指します。

2015年度 第3回●8月20日

人に伝わる音作りを学べ! ─音のユニバーサルデザイン─

音に関わるさまざまなお仕事をしている樋口聖典さんと樋口太陽さんを講師に招いて、『音のユニバーサルデザイン』をテーマにワークショップを行ないました。
例えば、おもちゃについている効果音は、楽しさを演出するだけでなく、音でおもちゃの動作を知らせることができます。音について知って、音でどんなことをどんなふうに伝えられるか学びました。

2015年度 第3回ユニバーサルデザインデザイン研究会
“音のユニバーサルデザイン” を学びます!

音で伝える」といことを考えながら、サウンドロゴ(数秒のメロディでイメージを伝える)を作ってみました。テーマに合わせて、どんな音をどんなふうに使うのか? 聞くことでさまざまなイメージが伝わることを体験しました。

2015年度 第3回ユニバーサルデザインデザイン研究会
グループで意見を出し合いながら、短いメロディを作ってみました。
2015年度 第3回ユニバーサルデザインデザイン研究会
いろいろな楽器を使って、作ったメロディを発表しました。

2015年度 第2回●6月25日

子どもたちにとってわかりやすい取扱説明書を作ろう!

イラストレーター&造形作家・はらこうへいさんを講師に招いて、『わかりやすい取扱説明書を作ろう!』というテーマでワークショップを行いました。
はらこうへいさんが、子どもたちに工作の作り方を説明するときに注意していることや、小さな子どもでもすぐにわかるようにするための工夫を紹介してもらいました。

2015年度 第2回ユニバーサルデザインデザイン研究会
子どもたちのために作ったテレビ番組などを参考に、わかりやすさの工夫を学びました。

実際に、「スポンジで作るロボット(ワークショップ用のおもちゃ)」の取扱説明書を作ってみました。
自分の手で、ロボットを作りながら、その作り方を “取扱説明書” としてまとめていきます。
作り方や手順など、自分自身が理解できても、他の人に理解してもらえるようにするには、いろいろな見え方や理解のされ方を想像することが必要です。
小さな子どもたちにも、正しく伝わるようにするためには、おもしろさや楽しさも必要だといことを感じました。

2015年度 第2回ユニバーサルデザインデザイン研究会
自分でわかったことを、小さな子どもたちに伝わるように説明します。
2015年度 第2回ユニバーサルデザインデザイン研究会
言葉よりも、目で見てすぐにわかることが大切です。

2015年度 第1回●4月23日

おもてなしの心が商品アイデアを生む! ユニバーサルデザインの本質を理解する発明ゲーム

株式会社ウサギのコークリエイター・高橋晋平さんを講師に招いて、『発明ゲームワークショップ』を行いました。
「離れて暮らす親へプレゼントする物」を、今、実際にある物から選ぶのではなく、「あったらいいな、使ってもらいたいな!」と思う物を、新しい発想で “発明” します。

2015年度 第1回ユニバーサルデザインデザイン研究会
プレゼントしたい物を発明するワークショップです。

ゲーム感覚でアイデアを出していきます。使ってほしい相手(自分の親)を、具体的に決めているので、欲しいと思っている物や使う時の様子を細かく想像できます。
細かくくわしく考えることが、ユニバーサルデザインの「使う人のことを考える」ということにつながっていくことを体感することができました。

2015年度 第1回ユニバーサルデザインデザイン研究会
どんな発明品をプレゼントしたいか発表します。
2015年度 第1回ユニバーサルデザインデザイン研究会
「自分も欲しい!」と思ったら手をあげます。
ひとりの人のこと考えて発明したものが、多くの人にとっても「欲しい!」と思う物になることがわかりました。