キャラクター
マーチャンダイジング

キャラクターマーチャンダイジング(CMD)── それは、長年にわたって進化・洗練を重ねてきた、バンダイの事業の根幹を支える最も重要なビジネスモデルです。玩具の世界からスタートしたCMDはその後、模型、菓子・食品、カプセルトイ、カード、アパレル、生活用品などへとそのフィールドを拡大し、バンダイの発展を支えてきました。

CMDとは「キャラクターが持つ“世界観”や“魅力”を、最適な形で商品・サービスとして提供していく仕組み」のことです。そのためにバンダイは、CMDに関わるさまざまな関係者と密接なパートナーシップを築き、こうしたパートナーとの深い信頼関係に基づいた共同作業によって、ビジネスを展開しています。

CMDの一般的な流れは、原作者、TV番組制作会社、出版社といった「版権元」からキャラクター商品化権を取得し、キャラクターの世界観に基づいた商品開発を行って市場へ投入し、それと同時に、TV、映画、出版、WEBといったさまざまな「メディア」との連動によって、キャラクターの魅力を多面的に訴求していくというものです。こうしたプロセスにおいてバンダイが最も尊重しているのは、キャラクターの世界観であり、そこに託された夢を育む商品開発を実現していくということにほかなりません。

またバンダイは、こうしたキャラクター商品化権の外部調達だけでなく、「たまごっち」などに代表されるように、自社内でキャラクターを創造し育成していくノウハウも蓄積しています。バンダイのCMDはまさに、未来を牽引するビジネスモデルとして、未だに進化を続けているのです。

IP軸戦略

バンダイは豊富なIPを活用し、幅広い事業で商品を展開しています。「IP軸戦略」とは、そのIPを軸に、最適なタイミングで最適な事業に商品・サービスとして発信する戦略であり、バンダイの最大の強みです。今後もバンダイはIP軸戦略を進化させることで、50年、100年と持続的成長を実現していきます。

※IP:キャラクターなどの知的財産