広報だより

2023.08.29

「バンダイ災害時こども支援おもちゃ」を防災道の駅「いいで」へ寄贈しました

バンダイは、自社のサステナビリティプロジェクト「未来・クリエイション」を推進し、災害時の子ども支援やおもちゃを通じた心のケア等を目的とした「バンダイ災害時こども応援活動」に取り組んでいます。

この度、「防災道の駅」である「いいで(山形県飯豊町)」に対し、一般社団法人ルートスクエア(主たる事務所:東京都千代田区 代表理事:小池寿孝)を通じてオリジナルのおもちゃを備蓄品として寄贈しました。
防災道の駅「いいで」は、高度な防災機能を持ち、災害時には避難所となる広域的な防災拠点です。
※国土交通省により2021年に「広域的な防災拠点」として選定
2023年8月29日(火)に寄贈式が実施されましたので、その様子をご報告します。

贈呈式

▲左から道の駅「いいで」駅長 安達純一様、飯豊町長 後藤幸平様、バンダイ プロダクトマネジメント部 ゼネラルマネージャー 原昇

寄贈式では、道の駅いいで駅長 安達様、飯豊町長 後藤様よりこの度の寄付について謝辞を頂戴しました。

道の駅いいで 駅長 安達純一 様

道の駅「いいで」は山形県唯一の防災道の駅です。
今まで、大人を中心に避難場所の準備をしてまいりましたが、避難される人は大人とは限りません。
子どもたちは、避難した場所で遊び場所もなく、大人と違い不安な気持ちを隠しながら、遊具など全くないという現状でした。
しかし、この度「バンダイ災害時こども支援おもちゃ」のご案内があり「心がやすらぐようなおもちゃが現場にあったらどうなのだろう。
子どものために非常に役立つ防災道の駅になるのでは」と考え、寄贈いただく運びとなりました。
このおもちゃを使わないことにこしたことはありませんが、非常時にはとても役に立つ、素晴らしい製品をいただきました。
この場をお借りして感謝いたします。

飯豊町 町長 後藤幸平 様

近年、災害発生時は「道の駅 いいで」も避難所となりました。
そうした避難対策には、トイレ、食べ物、寝る場所、安全対策などの対策が最初に行われます。
そのような中、まず避難した子供たちの安心な夢がひろがる、不安でいっぱいの夜を、おもちゃを手にして抱っこしてゆっくりと眠れる、そういうご配慮に基づき開発されたこのおもちゃの存在を知り、非常に心が温まりました。
バンダイの子供に対する視線、目線に感銘を受けたとともに、全国に先駆けて「道の駅飯豊」に寄贈いただく事は名誉なことだと考えております。
今後も、皆様のお気持ちを全国の各道の駅の防災対策にお届けできるように配慮してまいりたいと思っております。
この度は、子どもたちになりかわり、御礼申し上げます。

寄付数量

① 空気ビニール人形 200個
② スクイーズ人形 200個

バンダイ子ども支援おもちゃ概要

「防災道の駅」に提供したおもちゃは、被災地における子どもたちへの心のケアが十分に行き届いていないという現状を知ったバンダイ社員のアイデアをきっかけに、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの協力のもと誕生しました。

① 空気ビニール人形

空気ビニール人形

空気を入れ膨らませて遊ぶ人形です。
狭い避難所生活の空間でも空気を抜けば邪魔にならず、クッション性もあるため安心して遊んでいただけます。


② スクイーズ人形

スクイーズ人形

手のひらサイズで場所を取らずに遊べ、ぎゅっと握ることでストレス解消にもなる柔らかさの人形です。