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PRESS RELEASE

2025年11月19日

“平成女児売れ”ブームの代表玩具 1996年に誕生した「たまごっち」30周年施策開始 ~常設店舗オープン、大たまごっち展が2026年に巡回開始~

株式会社バンダイ(代表取締役社長:竹中一博、本社:東京都台東区)は、1996年に発売し今年7月末には国内外累計出荷数1億個を突破した、デジタルペット「たまごっち」が来年30周年を迎えることをお知らせします。この30年「たまごっち」は、時代とともに少しずつ姿を変えながらも、世代を超えて世界中の人々に「夢・遊び・感動」を届けてきました。
 皆さまに支えられ、「たまごっち」シリーズは来年30周年を迎えます。2025年11月23日にスタートするたまごっち30周年イヤーにあたり、この後さまざまな施策がスタートします。

【1996年】第一次ブーム…初代たまごっち発売 「これまでにない発想」で国内外を巻き込む社会現象に

「たまごっち」は、そのアイコニックな姿も多くの方に支持される一つの要因となっていますが、企画当時は、常に身に着けてお世話ができるよう“時計型”で企画が進行していました。そのため名前は「たまご」型の形状と「ウォッチ」を組み合わせて『たまごっち』となっています(右図参照:当時の企画書)。
 その後、街頭調査や企画開発を進める中で、現状のボールチェーン型で発売。その結果、多数の女子高生がスクールバッグに着けお世話をする光景が見られました。デジタルペットの先駆けであったことや、「死」の概念も取り入れ「生き物」であることにこだわったこと、何者かわからないユニークなキャラクターを採用したことが、多くの人の心を動かしました。

当時の企画書

当時「100万個売れれば大ヒット」と言われる玩具業界で、発売から1年経たずに1,000万個を売り上げるなど社会現象となりました。想定以上の需要により供給が全く追い付かず、「購入できない」といった問い合わせが1日に1万件を超えるほどの人気に異例の謝罪広告を出したこともありました。その後模倣品の流出などによりブームが終息、大量の余剰在庫を抱え1999年3月期には約60億円の特別損失を計上しました。

【2004年】第二次ブーム…小学生のコミュニケーションツールとして大流行

2002年頃、女子高生たちが当時の「たまごっち」で遊んでいることを耳にし、“ペット育成遊びは普遍的な面白さがあること”を確信。新機種の発売にあたっては、1996年に模倣品が多発した反省を生かし意匠登録を行った「たまごっち」の形状を流用しつつ、発売前の広告には商品のデザインを公開しないなどさまざまな対策を講じました。

正面図/斜視図
▲初代「たまごっち」意匠図面 (意匠登録第993383号)

当時、大人たちが携帯電話の赤外線通信でメールアドレスや画像を交換していたことに着目し、たまごっちに初の「赤外線通信機能」を搭載。大人の真似事をして遊びたい子どもたちの間で話題となり、発売日当日の店頭では親子連れが列を作っていました。
 発売後、小学生の間で一つのコミュニケーションツールとして流行し、年間200万個の販売計画に対し、1年間で約500万個を販売する再ヒットとなりました。

親子連れの列
▲発売日当日 店頭の様子

【2008年】第三次ブーム…メディアミックス展開が拡大 IPとしての人気を確立

※IP:キャラクターなどの知的財産

『たまごっちデパート』の人波
▲10周年記念イベントの様子

その後も「たまごっち」ブームは続き、2006年に10周年を記念して開催したたまごっち単独のイベントでは2日間で5万人を動員し大成功を収め、2007年時点で「たまごっち」は国内外累計出荷数7,000万個を突破しました。
 そして2007年8月10日には、“ここにきたらいつでもたまごっちに会える!” をコンセプトに初のオフィシャルショップ『たまごっちデパート』を東京ドームにオープンし、玩具としての人気を超えIPとして広がりを見せ始めました。

2008年にはカラー液晶を搭載した「たまごっちプラスカラー」を発売し、キャラクターの感情がよりリアルに感じられるようになった他、夕暮れや雪などの時間・季節も表現できるため、よりたまごっちたちを身近に感じることができ愛着をもって育てていただけるようになりました。その後、映画化・TVアニメ化と多数のメディアミックスを展開し、さらにIPとしての存在感を高めました。

様々なメディアミックス
▲オフィシャルショップオープン当日 
店頭・店内の様子(現在は閉店)
様々なメディアミックス
▲当時の映画キービジュアル

【2024年】第四次ブーム…平成レトロ・平成女児売れブームが追い風に

“平成レトロブーム”が到来した2022年、初代「たまごっち」・「新種発見!!たまごっち」の欧米版である「Original Tamagotchi(右図参照)」を、豊富なデザインバリエーションで日本国内での発売を開始しました(日本以外では2018年より販売)。さまざまなファッションブランドやアーティストともコラボし、これまでたまごっちに触れたことのないZ世代を中心にファッションアイテムとしても人気を博しました。

豊富なデザインバリエーションのたまごっち

2023年には、初のWi-Fiを搭載した「Tamagotchi Uni」を全世界同時発売し大きな話題を呼びました。そして2025年には、平成に小学生たちの間で流行ったIPや文化の人気が再燃する“平成女児売れ”というブームが追い風となり、たまごっち本体を含むたまごっちの関連グッズが20~30代を中心に流行。たまごっちの関連グッズを含む全世界売上推移(ゲームを除く)は2019年時と比較して、5年で約7倍になりました。

5年で約7倍

海外では1997年より「たまごっち」を販売しており、アメリカ ニューヨーク最大の老舗玩具店「FAOシュワルツ」のフラッグシップストアでは販売開始24時間で1万個を販売するなど、当時のブームは日本同様大変大きいものでした。
 来場者が20万人を超えるイベントNew York Comic Con(ニューヨークコミコン)では昨今、「たまごっちブース」に終日たくさんの方が足を運ぶなど大きな注目を集めており、今や累計出荷数の51%が海外となっています。
 日本だけでなく世界各地で、当時「たまごっち」をお世話し楽しんでくれていた方が、今では親となり、子どもと一緒に再びたまごっちを楽しむ姿が見られています。

海外の注目度
▲海外イベントの様子

「たまごっち」は今、世代・地域を超えて愛されるIPとなり、30周年イヤーも皆さまに楽しんでいただけるさまざまな施策をご用意しています。続報にぜひご期待ください。

「たまごっち」30周年イヤーについて

①2025年11月22日~ ハラカドに常設店舗『たまごっち ふぁくとり~!』がオープン

現在展開している「たまごっちのおみせ」の物販要素に加え、体験コンテンツを豊富にご用意しました。『たまごっち ふぁくとり~!』限定で発売する、たまごっちのミニフィギュアを専用ボトルに詰める「みにたま つめほ~だい!」などこれまでにない体験型店舗になっています。
『たまごっち ふぁくとり~!』
▲『たまごっち ふぁくとり~!』キービジュアル

②2026年1月7日~2月2日 『30周年記念 大たまごっち展』 六本木ミュージアム (以降巡回予定)

たまごっち誕生30周年を記念して開催される記念展です。30年にわたるたまごっちの歴史を振り返るだけでなく、まるでたまごっちの中に入り込んだかのような体験で、ヘンテコで愛らしい生き物「たまごっち」の魅力を深掘りします。
『30周年記念 大たまごっち展』
▲エントランスイメージ

※本プレスリリースの内容は2025年11月19日時点のものであり、予告なく変更する場合があります。

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